お知らせ

セミナー定員拡大のお知らせ

掲載日:2024/04/22

いつも技術ショート・セミナーにご参加頂きまして
ありがとうございます。
第59回ショート・セミナーは定員30名に対して
1日で満席となってしまいましたので
急遽お席を+20席拡大致しました。

いつまでAS/400を使い続けるのか?に対する皆さまの関心の深さに驚いております。
このままAS/400を使い続けてよいのだろうか?
オープン系の開発経験の無い方に限ってオープン系への移行を
声高に強調します。
果たしてどちらが正しいのか?
それにはRPGとオープン系言語のちがいを正しく知ることが必要です。
AS400とオープン系のどちらも経験した者が初めて語るAS400とオープン系の
ちがいを解説します。
この機会をお見逃しのないようぜひご参加ください。

▼かつてのセミナー風景で今回はオンラインのWebセミナーです。
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このセミナーへの関心度の高さは
非常に大きなものとなっております。

お申し込みは今すぐこちらからどうぞ。


(第1部) IBM iは古いのか? AS/400の歴史を知る

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1969年 SYSTEM/3 with RPG II

1975年 システム/32 with SSP

1977年 システム/34 with WorkStation

1978年 5110, 5120 BASIC

1978年 SYSTEM/38 with RPG III QCPF

1983年 SYSTEM/36 with SSP, RPG II

1983年 AS/400 CISC with RPG III 48 bit

1996年 AS/400 RISC with ILE-RPG, Java 64 bit IFS

(2007年 Windows64bitリリース )

2008年 IBM i with HTTP Apache

現在 :量子コンピュータ開発中
 

(第2部) IBM i5/OS の進化

・IFSファイル環境のサポート

・Shell環境(UNIX互換)

・Java, XML, JSON, Python (サーバー・サイド JavaScript)

・DDSでUni-Codeをサポート 

(第3部) ILE-RPG の進化

・組込み関数

・フリー・フォーマット

・RPGハンドラーで画面/装置拡張(5250ハンドラー)

(第4部) オープン系開発言語の歴史

1864年 米国バートマス大学 BASIC
1972年 ベル研究所 C言語
1975年 Microsoft BASIC
1983年 ベル研究所 C++
1995年 ボーランドDelphi
1996年 サン・マイクロ Java
1998年 Micosoft Visual BASIC
2003年 Micosoft Visual C++
2008年 Visual BASICサポート終了
2009年 Micosoft C#
2010年 オラクル Java 吸収合併
2024年 Visual C++サポート終了

(第5部) 開発言語Javaとは

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・JDBCによるSQLのデータ・ベース・アクセス

・上位互換なし : i5/OSがリリース・アップすると
動作しないので再作成が必要

・CHAIN命令なし : SQLによるレコード取り出しのみ
           莫大なCPUメモリが必要で大規模システムに向かない。

・レコード・ロックなし: 複数ユーザーの同時アクセスに対応していない

・IBM i上でのJavaはJavaライブラリーの学習が必要で
Javaを知っていても容易に開発できない。

・設計にはClass概念の豊富な経験が必要

・Javaは現在はWindowsでも開発アプリはほとんど皆無。

・Javaが使われているのは自動車制御やスマートフォン・アプリのみで
業務アプリはほとんどなし。

・Java人口は多いがほとんどが素人の学校での学習程度

(第6部) Java と RPGのちがい

・開発生産性
一本のプログラムの開発はJavaでは数日以上必要だが
RPGでは半日から一日で開発可能。
単にRPGからJavaへ言語が変わるだけではない。
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・Java のデータ・アクセスは JDBC
Javaは基本的にクライアント/サーバー・モデルなので
JDBCによってデータ・ベースをアクセスして更新する。
従って大量データ・ベースではパフーマンスが低下し
大量のCPUメモリが必要となりレコード・ロックもできないので
大規模アフリケーションには向かない。

・Javaはポインタが使えない
Javaはポインタを無くしてしまったことで返って機能が
制限されてしまって開発範囲が制限されてしまっている。
逆にILE-RPGはポインタも使えるようになって使途範囲が
広がった。

・JSP & Servletの問題
JSPとはHTMLを記述したものであるのでHTMLの知識が必要。
WebデザイナーはJSPを開発できない。(XMLブリッジ, PHPも同じ)
JavaプログラマーがHTMLを学習する必要がある。

・JSP開発手法の問題
最初に結果として出力されるHTMLをまず作成してそれが出力されるように
JSPを開発するという二度手間の開発が必要。XMLブリッジやPHPも同じ。
開発効率があまりにも悪いのと保守が容易ではない。(XMLブリッジ, PHPも同じ)
相当にHTML&JavaScriptの知識のある人がさらに勉強してやっと
開発ができる程度。
簡単な業務しか開発できない。

・上位互換がない
i5/OS Ver7.2上で開発されたJava業務ではVer7.5では
動作しないことが判明。再作成が必要だが担当者の退職で
再作成もできない。
上位互換性がないのは致命的で企業には向いていない。

・Java開発人口とRPG開発人口の比較
Java開発人口は多いが学校やハローワークでの学習人口だけで
実践経験に乏しい。Javaは長い学習期間と実践経験が必要。

RPGは開発経験がなくても短期間で優秀な開発者に
教育・成長が可能である。

力量のない開発者を雇用するよりは優秀な人材を
教育したほうがよい。開発人口の問題ではない。

(第7部) 米国と日本の経営環境のちがい

・米国の経営はトップダウン方式
パッケージ・ソフトウェアを適用しやすい。
処理が簡単なので他のプラットフォームに転用が容易。
そのためオープン系への移行が普及。

・日本の経営は合議制のボトムアップ方式
社内の細かで複雑な要望を業務ソフトにも反映が必要。
パッケージでは対応できずに受諾開発が中心で
つねに保守が必要。
開発生産性に優れたAS/400が適切で
オープン系への移行は困難。

(第8部) 日本が全世界№1

・前述のように開発生産性に優れたIBM iは
日本の経営土壌にマッチしており
今やIBM iのユーザー数は米国を抜いて日本が
№1である。(米国Facebookより)

(第9部) 日本でIBM iが無くならない明確な理由

・事務合理化が企業の競争力の原点であり
企業で働く個々人の生産性を高めるのが
情報システム室の重要な使命である。

・優秀な企業法人ほどソリューションの導入や
新規システムの開発によって合理化が
進んでいて社員一人ひとりの生産性が
高くなっていて他の企業と差をつけている。

・そのため情報システム室は社長直轄が多い。
優秀な経営者は情報システムを重要視している。

・オープン・システムへの移行は企業競争からの
撤退と同じ。保守は難しくなり新規開発にも
多くの開発工数が必要となる。

   ・他システムへ移行を勧めるのは
競合他社に道を譲って負けるのが必至になる。

(第10部) 世代交代をどう引き継ぐのか?

 
・退職者に伴う技術継承は申告な問題

・ERPに代えるにはあまりにも高い代償が必要

・ノー・コード・ツールによる簡単な開発に移行

・解析ツールの必要性

(まとめ)

・AS/400は米国が開発したが日本の経営土壌に適合している。

・社員全員の要望を反映するにはIBM iが最適である。

・安定と開発生産性の良さは№1 である。

・技術者育成に間に合わない場合はノー・コード・ツールを採用も検討が必要


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セミナー開催日は

2024年5月16日(木) 14:00~14:45 定員 50名 オン・ラインセミナー 参加費無料

お申し込みはいますぐこちらからどうぞ。