IBM FAXサポートを検証用として弊社 Ver7.5 に導入しました。
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IBM Facsimile Support for IBM i(=FAXサポート)は
ご存知のようにVer7.6では廃止になりました。
既にVer7.6ではこのライセンス・プログラムの公開もありません。
そこで弊社では FAXサポートを検証用として弊社Ver7.5に導入し、さらに
EN13 FAXカードを装填して実際に FAXサポート で
IBM iスプールのFAX送信に成功しました。
FAXサポートの送信結果も自社の複合機でFAXとして受信できるように既に電話工事も行っております。
これはFAXサポートからSpoolライターVer5.0への移行を
希望されるお客さまのための検証環境として設定致したもので
FAXサポートやSpoolライターVer5.0でのFAX送信の結果を
自社にリダイレクトして受け取ることができるように電話工事もしました。
■ IBM Facsimile Support によるFAX送信に成功
弊社社内の Ver7.5上で実際のIBM FAXサポートを動作せて
FAX送信して動作を検証しました。
これは
・FAXサポートの動作確認
・SpoolライターVer5.0によるFAXサポートの動作を再現
させるための実証実験です。
これはFAXサポートのSNDFAXコマンドを再現するために
SNDFAXコマンドの動作を検証するためにFAXカードを導入装着した ものです。
事前に導入していたIBM Facsimile Support for IBM i 5798FAX を
セットアップしてIBMサポートによるFAX送信にも成功しました。
FAX IBM FACSIMILE SUPPORT FOR I システム : 次の1つを選択してください。 1. 管理 2. ファクシミリ・プロファイル 3. ファクシミリ・マスター・リスト 4. ファクシミリ配布リスト 5. アウトバウンド・ファクシミリ・コマンド 6. インバウンド・ファクシミリ・コマンド 7. ファクシミリ・ユーザー・メニュー
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■ IBM Facsimile Support をそのまま移行できます
SpoolライターVer5.0にFAXサポートのSNDFAXコマンドと全く
同じSNDFAXコマンドを用意しました。
Ver7.5で今回、用意した検証環境と同じ動作を再現できればよいと
いうことになります。
そうすればFAXサポートの SNDFAXコマンドがVer7.6でもそのまま利用することができます。
つまりは SpoolライターVer5.0をライブラリー・リストに
入れておくだけで今までのFAX送信適用業務は全く変更することなくそのまま使えます。
SNDFAXコマンドのF1-HELPも全く同じです。
今回のVer7.5へのFAXサポート導入はFAXサポートの実際の動作を
実証・実験するためです。
■ 1万円の投資でFAX送信ができます
WindowsまたはWindowsサーバーのUSBに1万円前後のFAXモデムを
装填して頂くだけでSpoolライターVer5.0を使って
FAX送信が可能になります。
■ 送信日/時刻指定および再送信もサポート
IBM Facsimile Supportの独自の機能であった送信日・送信時刻の指定もWindowsへのSMB送信を使って再現することに成功しました。
夜間バッチ送信や再送信も利用可能です。
(1) 送信スプールをIFSにPDF化して保存します。
(2) 送信日・時刻になればFAXモデム搭載のWindowsへSMB2.0通信でIFSのPDFを送信します。
(3) Windows FAXスキャンによって FAX送信が実行されます。
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※このように(株)オフィスクアトロの通信技術によって送信日/時刻指定も実現可能になりました。
■ SNDFAX動作環境
SpoolライターVer5.0が提供するSNDFAXコマンドは送信日/時刻指定を指定したときには
Windows と SMB通信を内部で行いますのでSMB2.0への対応が必要となります。
| OS Ver. | 使用可能状況 | 送信日・時刻指定 | 即時送信 |
|---|---|---|---|
| Ver7.1 | SMB1.0のみの対応のため使用不可 | ✖ | 〇 |
| Ver7.2 | SMB2.0サポートのためのPTFの適用が必要 | 〇 | 〇 |
| Ver7.3~7.6 | SMB2.0サポート済。そのままで使用可能 | 〇 | 〇 |
■ SpoolライターVer5.0に移行してください
もう既にFAXサポートからSpoolライターVer5.0に移行して
運用しておられるお客さまも多いのですが
今回はその移行がいっそう簡単になったということです。
FAXサポートからの移行だけでなく
SpoolライターVer5.0の導入によって
次のような多くのメリットが生まれます。
・すべての印刷スプールのPDF化
・ブラウザや5250エミュレータからでも動的なPDF化が可能
・スプールのメール送信が可能
・プリンタや複合機への直接印刷が可能
・プリンタ・セッションの廃止
・オーバー・レイ印刷が可能
・5577系ドット・プリンタの廃止
・バー・コード印刷やQRコードの印刷(オプション)
・電子帳簿保存法対策(オプション)
■ 別売は致しません
このFAXサポートからの移行は内部的にSpoolライターVer5.0の
主要な機能を使用しておりこの機能だけを別売はできません。
また弊社の方針としてもソフトウェア製品の一部だけを
別売することは今後も一切ございません。
■ 技術は人をやさしくします
このようにSpoolライターVer5.0を導入してライブラリー・リストに加えるだけでIBM Facsimile Supportはそのまま今までどおりにお使いになれます。
同じ名前で同じ機能のSNDFAXを開発すればお客さまは全く変更することなく
今までどおりにFAX送信業務をお使いになれるように開発したものです。
そのため
・EN13 FAXカードの導入
・ライセンス・プログラム: 5798FAX の導入
・FAX電話配線工事
を行ってSNDFAXコマンドの再現ができるように致しました。
その結果としてお客さまはSNDFAXコマンドを変更することなく
そのままお使いになれるようになりました。
徹底した高度な技術があれば人はやさしくなれます。
技術がなければ人への負担が大きくなります。
IBM Facsimile Supportの移行のご相談はこちらまで。