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AIXを導入しました

掲載日:2026/06/29

ニュースです。
社内にAIX Ver7.3を導入しました。

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オープン化開発を進めているオフィスククアトロでは
ついにAIXを社内導入するに至りました。

最近ではPythonなどのPASE環境を
活用する技術が多くなっています。
AIのLLM(=大規模言語モデル)など
AIX対応のオープン・ソースも急速に増えています。
世界の最も優秀な若い技術者がオープン・ソースで
活躍しているのは事実です。
IBM iでこのオープン系の技術を受け入れ可能なのは
PASE環境ですがPASE環境は必ずしも100%AIX互換ではありません。
そこでやはり本物のAIX上での動作検証が
必要と考えあくまでIBM iのオーブン化が目的ですが
社内に検証環境としてAIXを導入するに至りました。

■ AIXとは

AIXとはIBMが開発したUNIXの名前です。
ほぼUNIXと100%互換で以前はRS6000と呼ばれるハードウェア筐体に
導入されていましたが現在ではIBM iと同じPoweySystemに導入されています。
そのためLPAR区画にIBM iとAIXが共存されることができます。
ただしIBM iどうしのLPAR共存では必要ありませんが
IBM iとAIXを共存させるにはHMCというコンソールが必要になります。

■ HMCを導入してLPARを設定

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PowerSystem のLPAR分割はIBM iどうしでは
仮想的な分割ができますがIBM iとAIXの同居には
HMCという高価な制御コンソールが必要になります。(写真)
このコンソールがないとIBM iとAIXとのLPAR分割はできません。
そこで中古のHMCを入手して特約店のご協力を得て
なんと6時間以上かけてPower9のLPAR分割に成功しました。

■ AIX 7.3を導入

次にAIX Ver.7.3をPower9のLPAR区画への導入ですが。
特約店のご協力のもとにオフィスクアトロ自身による導入を行いました。
さらにAIX ToolBOXやPythonも導入致しました。

■ AIXの接続は?

AIXのエミュレータは何なのか? とIBM iユーザーなら
疑問の思うところです。
残念ながら PersonalCommications)=PCOMM)や
ACS(=IBM Acess Solutions)では接続することはできません。

AIXもTELNET接続ですがPCOMMやACSはTELNETと呼称している人も
多いようですしPCOMMやACSのTCP/IP使用PORT番号は
TELNETと同じ23番を使用していますが実際のプロトコルは
TELNETではありません。
TELNETをベースにしている5250または3270エミュレータです。

それではDOSコマンド・プロンブトのTELNETコマンドでしか
接続できないのでしょうか?

■ IBM iから AIXを接続する

 
 
実はIBM i に TELNETコマンドが用意されています。
IBM iのTELNETコマンドでIBM iがTELNETクライアントとして
動作させることができます。
一応、IBM iのTELNETコマンドもUNIXやAIXにも
接続可能ということになっていますが簡単ではありませんでした。
それでもオフィスクアトロで解析を重ねて
IBM iのTELNETコマンドでLinuxやAIXへ
接続するのに成功しました。
( PCOMM でもVT100モードは用意されていますが接続はできませんでした。
ACSはASCII接続は除外されています。)

▼ IBM i 5250エミュレータからTELNETコマンドで
Linuxへ接続した画面

Kernel 6.12.0-55.33.1.el10_0.x86_64 on x86_64              
linux login: quattro                                       
Password:                                                  
Last login: Wed Jun 24 08:26:16 from ::ffff:192.168.1.6    
[quattro@linux ]$                                         

▼ IBM i 5250エミュレータからTELNETコマンドで
AIXへ接続した画面

 
 

■ なぜ AIXなのか?

 
 
弊社ではこれでAIXの社内導入を経て
オープン・ソースの導入と動作確認などが
今後は進んでいくものと思われます。

▼AIXにもGUI画面がありました
  
 
これはAIXアプリケーションを開発するのが目的ではなく
あくまでもIBM i向けのソリューション開発を助ける動作確認です。
特にLLMやローカルLLMの動作確認などを今後は進める予定です。
AIモデルを組み合わせて最適化するAIエージェントの開発も
目標のひとつです。
AIエージェントとは複数のAIモデルを組み合わせて最適化した
仮想化されたAIモデルであり IBM Watsonx.ai や Microsoft
Copilot もAIエージェントのひとつです。
AIモデルの検証を進めているオフィスクアトロでは
Pythonによる独自のAIエージェントの構想も持っています。
例えばIBM iに特化した生成AIのAIエージェントや
IBM iの障害を調査解決するAIエージェントなどです。
AIX上でPythonはもちろん動作しますので
AIエージェントの開発をAIX上で開発することも
できるわけです。
 
 
AIX上で開発したPythonのAIエージェントを
最終的にはIBM iのPASE環境に移築するわけです。
Pythonはインタプリタとして同じプログラムがAIX上でも
IBM i PASE環境上でも動作するはずです。

■ さっそく AIを導入しました

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Python や gcc(=オープン系C言語コンパイラー)なども
導入してLLM(=大規模言語モデル)のllamaを導入して
AIX上でソースからコンパイルしてllamaのオブジェクトをAIXに作成して
AIとの対話を開始しました。

このようにAIX上で生成されたオブジェクトはIBM i PASE環境に移築することができるようになるわけです。

... AIXを導入した明くる日にはもうAIとの対話が始まっています。
こういう時代がもう始まっています。
いかがでしたか?
オフィスクアトロのAIX探訪はまだまだ続きます。
このようにAIXはIBM iの新しいオープン化の世界を開く道になります。
オフィスクアトロのこれからの開発を楽しみにお待ちください。
 
 

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