年の瀬も迫って参りましたが2025年も様々な出来事がありました。
大阪万博開催や日産とホンダの統合破談もありました。
伊東市長の学歴詐称問題という見苦しい社会問題もにぎわせました。
年末には北海道・東北地方での大きな地震もありました。
ロシアのウクライナ侵攻は3年を過ぎてもまだ和平はありませんし
それどころか台湾有事が現実のものになりそうな気配すらあります。
アメリカ周辺でも突然、ベネズエラとの戦争かも?という危険な事態もありました。
トランブ米大統領は国防省を戦争省と名前を変えてノーベル平和賞を
望むのは矛盾しているようです。
ウクライナにロシアへの領土割譲を迫るなどどう見ても平和を愛する
大統領とは思えませんが。
何と言ってもトランブ米大統領による関税政策に世界が翻弄された年でした。
12月の最高裁判所の判決で少しは鎮静化するのでしょうか?
中国はアメリカの相互関税のおかげで未曽有卯の経済危機に陥っています。
その中でも明るいニュースは日本で初めての高市女性の首相が
誕生したことで今までの政治家の木を鼻でくくったような答弁ではなく
明確な意思を示すということで国民に高い支持率で受け入れられています。
対中国にも明確な意思を示してたったひとつの短い答弁だけで
中国観光客を変えました。今は欧米の観光客に代わり観光地にも
日本人も安心して行けるようになりました。
年末に示した基本減税とガソリン税の引き下げも
若年層の消費欲を増やすことにつながるでしょう。
メガ・ソーラーの廃止と新しい政策は止まりません。
2026年には年金生活者の所得税廃止もあるようで
野党の提案を否定するばかりの与党ではなく
いい意味での与野党協力が初めてできたように見えます。
日本の政治も変わっていくようです。
さて私たちのIBM業界ですが実は米国IBMの株価は急騰しており
これから変化していくようでIBMの動向が注目されます。
■ 2025年の(株)オフィスクアトロの推移
㈱オフィスクアトロの2025年の推移は
1月 AutoWebボタン・メニュー対応/データ転送カンマ区切りにも対応
2月 複数のPDF化が可能に
3月 AutoWebデータ・ダウンロードの改善/Excelダウンードを公開
4月 IBM i Ver7.6をリリース
5月 Basic認証サインアウトを追加
6月 SpoolライターVer5.0価格改訂
7月 Python.400ホーム・ページを公開
8月 Linuxを社内導入
9月 IBM Power VS (Cloud)導入
10月 Ver7.6対応のお知らせ
11月 FAXサポート移行を公開
12月 Spoolライター5.0 2万ページ超のPDF化を実現
と製品の機能向上はもちろんのことIBM クラウド(PVS)の導入が大きな節目となりました。
またそのあいだもお客さまとのWeb会議はもちろん頻繁に行われて今年も数多くのお客さまへ新規導入や追加での導入も相次ぎました。
これは本当にありがたいことと感謝申し上げます。
■ (株)オフィスクアトロもクラウド化
2024年は埼玉新都心のデータ・センターへのBACKUP機の移管でしたが今年の2025年の目玉は2025/09/21 のIBM i Power VS の Ver7.6のクラウド契約の開始でした。
Power VS の稼働は困難を極めましたが大きな多数の収穫がありました。
中でも
・Ver7.6 ユーティリティの廃止方法の確認
・Ver7.6 API強化の確認
・Ver7.6 Python動作確認
など Ver7.6では機密保護を含めて大幅な改訂が行われていることを
知ったのは大きな収穫でした。
Ver7.6の強化はこれまで見逃されていたブログラムのミスも
厳しくチェックされています。
海外製品を始めとするソフトウェア製品も何の対策も無ければ
Ver7.6上では正常に動作しない製品が増えてくるものと
予想されます。
さらに弊社にとって大きかったのは
・Power VS 導入によるハードウェア・コスト削減
です。
円安の時代にあってPVSの導入によるコスト削減は非常に大きく
今後のOSバージョン・アップへの追随もすべてクラウドで
賄うことになると思います。
電源供給の安定化を考えて会社の移転も検討しましたが
ハードウェア維持の問題はPVSによって解消されたのではないかと
思います。
2024年には想像もつかなかったことです。
そして Ver7.6を体験することによって今後のIBMの動向の
片鱗が見えてきました。
今後はIBM iを取り巻く情勢は大きく変化するようです。
7.6の後継がまもなくでるのではないかとも思えます。
■ 来年からはIBM業界も大きな変化が
世間のITとは無縁に進んできたかと思われていた
IBM業界もここにきてIBMがユーザーにオープン系への
移行を迫っているようです。
IBMはクローズされた中で良いとは思っていなかったようで
むしろその逆でIBMサーバー内で完結するのではなく
エミュレータを含めてのオープン化を進めようとしているようです。
そのために今までのオールド・ユーティリティを廃止することによって
半ば強制的にオープン化への道を示しているようです。
また2025年後半にはGoogle Geminiや Microsoft Copilotもリリスースされ私たちもAIが身近に使えるようになりました。
ネット検索だけでなく買い物や仕事でも少しずつAIに相談する
機会が増えてきました。
報告書や挨拶文を作るだけのAIから生成AIへと
かなり進化した年でもありました。
来年はAIが製品にも組み込まれるようになるでしょう。
これに私たちIBMユーザーも対応や変化が求められます。
その続きは来年の「2026年はこうなる」でお知らせします。
楽しみにしながら除夜の鐘をお聞きください。
今年も皆さまには本当にお世話になりました。
厚くお礼申し上げます。
それでは皆さま良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願い申し上げます。
