3.出力装置の登録 (DEV)
「出力装置の登録」ではIBM i から送信する
相手先の情報と通信の方法を登録します。

| 装置 | 10桁以内の英文字で始まる任意の名前をつけた装置を登録します。 |
|---|---|
|
1 = TCPIP 2 = CPIC |
通信方法を指定します。 1 = TCP/IP、2 = CPI-C (SNA) のどちらかを指定してください。 |
| 遠隔アドレス |
通信相手のIPアドレスまたはSNAのアドレスを指定します。 TCP/IP の場合は送信の相手は 固定IPアドレスを持っていなければなりません。 SNA の場合は「APPN.S100900R」のように DSPNETA によって表示される 「構内ネットワークID」+「省略時の構内ロケーション」 を指定します。 |
| テキスト | 装置を識別するためのテキストを記述します。 |
4.ライター (WRITER) の登録(WRKWRITER)
「ライターの登録」では出力待ち行列に対して前述で登録したライターを登録します。
つまり出力待ち行列のスプールをどこへ送信するのか、送信先を指定することになります。
下記はその状況を表示しています。

| 待ち行列 |
出力待ち行列とライブラリー名を指定します。 出力待ち行列は「ライターの登録」の前には CRTOUTQによって 既に作成済みでなくてはなりません。 |
|---|---|
| 装置 |
前述の「出力装置の登録」で指定した装置名を指定します。 しかしPCからの転送によってPC側で作成された「装置」もここでは表示されます。 PC側で作成された「装置」はIBM i 側では「出力装置」としては 登録されません。 |
| 変換タイプ |
1=印刷, 2=TEXT, 3=PDF, 4=HTML, 5=WORD のいずれかを指定しますが 「3.出力装置の登録 (DEV)」で登録した装置を使って 「1=印刷」を 指定することはできません。 |
5.ライターの開始(STRSPLWTR)
IBM i 側からPCサーバーなどへ向けて送信するためのライターを開始します。
ライターを開始すると「4.ライター (WRITER) の登録(WRKWRITER)」で
登録した 既に出力待ち行列に投入済みのスプールと
今後、投入されるスプールはすべてライターによって自動的に送信先へダウンロードされます。

【説明】
「4.ライター (WRITER) の登録(WRKWRITER)」で登録したライターと
出力待ち行列の組み合わせを 指定してライターを開始します。
これによって出力待ち行列にライターが関連づけられて
スプールのライターによる 処理が開始されます。
ライターの開始と同時に印刷待ち行列に保管されているすべてのスプールと
今後、投入されるスプールはすべてライターによって処理されることになります。
よって適用業務では、指定したこの出力待ち行列にスプールが
投入されるように 設定しておけばよいことになります。
「送信後のスプールの削除」の初期値は *NO です。
ライターによって処理後、処理されたスプールは消去したい場合は
「送信後のスプールの削除」を *YES にしてライターを開始してください。