IBM i への導入の際は、あらかじめ次のことを確認してください。
- 導入可能なIBM i OSは次の通りです。
- IBM i OS Ver7.1 - Ver7.5
- あらかじめTCP/IPおよびFTPを開始しておく必要があります。
-
(コマンド
STRTCP、STRTCPSVR *FTP
)
なお、導入時の接続プロトコルは TCP/IPのみ です。
PCOMMやCA400等のエミュレーターによる
CPI-C接続による導入はサポートしておりません。 - 導入先のIBM i のIPアドレスを調べておいてください。
-
(コマンド
NETSTAT
オプション1を参照 もしくはコマンドGO TCPADM
) - 導入には、QSECOFR権限が必要です。
IBM i への導入は、PCクライアントからネットワーク経由で行います。
IBM i への導入を行うPCクライアントと、導入先のIBM i との間で
通信ができることを、 次の手順で事前に確認してください。
導入を行なうPCクライアントの「スタート」メニューから「コマンドプロンプト」を 起動して、 次のコマンドを実行します。
ping 192.168.1.1
(※ただし192.168.1.1の箇所は導入先IBM i のIPアドレスを入力します)
「Request timed out.」の表示が出なければ、Spool ライター の導入作業に進みます。
「Request timed out.」と表示された場合はネットワークもしくは通信状態に
何らかの障害があると考えられます。
次の事柄を再度確認してください。
- 導入先IBM i と導入元PCクライアントがネットワーク接続されていること。
- 導入先IBM i でTCP/IPが開始されていること。(導入にはFTPの開始も必要です)
- コマンドプロンプトでの入力の際、導入先IBM i のIPアドレスが正しいこと。
- 導入元PCクライアントにTCP/IPプロトコルが導入されていること。
(「コントロールパネル」−「ネットワーク」より確認できます。
詳細は貴社の社内情報管理部門またはMicrosoft社にお問い合わせください)
「IBM i への導入」は、PCの中の1台を通じて1回行なっていただければ結構です。
各PC毎に「IBM i への導入」を繰り返していただく必要はありません。
- Spool ライターでは「IBM i への導入」を、Spoolwriter50.exe が行ないます。
- Spool ライターを再導入される際には、IBM i への導入が完了するまで、
Spool ライターの社内使用を中断させてください。 - 既に古いバージョンの Spool ライターを導入されている場合、
IBM i への導入が終了するまでその使用を中止し、削除してから
導入しなおしてください。
内部処理について
一時的な保管場所としてライブラリーQGPLの原始ファイル QREXSRC を使用します。
QGPL/QREXSRC にインストーラとして次の3メンバーが追加されます。
- INSTREX
- RSTLIBREX
- UNPACKREX
過去に弊社製品や試供版の導入により、これらのメンバーが残っている場合は、
事前に RMVM
によって除去しておいてください。
同じ名前でのユーザーによる原始メンバーが保管されている場合には
上書きは行ないませんが、インストーラのエラーとなります。
インストーラは上記の原始メンバー名を一時的に使用しますので、 万一、同じ名前でユーザーによる原始メンバーが保管されている 場合には、バックアップの上一時的に削除してください。