永続ライセンスを導入済みの Spool ライターでは、IBM i 側のサーバー・モジュールが
IBM i の個別製造番号別にライセンス付与されています。
(永続ライセンスが未導入の試供版はこの限りではありません。)
つまり、ソフトウェア・ライセンス契約の上、許可された特定のIBM i でのみ
稼動するように出荷時に設定されています。(サーバー・ライセンス)
PCクライアント側にはライセンスはありませんが、契約時のクライアント数によって
制限されています。
即ち、すべてのPCクライアントに導入して使用することは可能ですが、
同時にアクセスできるのは契約クライアント数 までに制限されています。
Spool ライターの IBM i サーバー・サイドに導入されるモジュールは
SPOOLWTR
という名前のライブラリーです。
ライセンス情報は IBM i へライブラリー SPOOLWTR を導入後、
コマンド SPOOLWTR/DSPLIC
+ (実行キー)
によって次のように表示されます。
(実際は一部、表示と異なる場合があります。)
DSPLIC ライセンス参照 この製品は次のとおりにライセンスされています。 製品名 . . . . . . . . . . . : Spool ライター V5.0 ライブラリー . . . . . . . . : SPOOLWTR オブジェクト総数 . . . . . . : 173 ライセンス番号 . . . . . . . : QUATTRO システム値 . . . . . . . . . : A 期限日 . . . . . . . . . . . : 999999 ライセンス・テキスト . . . . : LICENSE CHECK FOR Spool ライター 契約クライアント数 . . . . . : 5 終り この iSeries400 の情報 製造番号 . . . . . . . . . . : QUATTRO システム名 . . . . . . . . . : SQUATTRO 終り F3= 終了 (C) COPYRIGHT OFFICE QUATTRO 2001.ALL RIGHT RESERVED
表示の説明
製品名 | ライブラリー SPOOLWTR のテキストが表示されます。 |
---|---|
オブジェクト総数 | ライブラリー SPOOLWTR のオブジェクト数が表示されます。 |
ライセンス番号 |
導入された SPOOLWTR に付与されているライセンスの番号(英数字)が表示されます。 これがライセンスです。 このライセンス番号は、導入した IBM i の個別製造番号に 一致していなければなりません。 |
期限日 |
使用期限日です。 試供版であれば日付が表示されますが、 製品版であれば期限日は 「999999」と表示されます。 |
ライセンス・テキスト | ライセンスに付与されているテキストが表示されます。 |
契約クライアント数 | 契約した使用可能な同時アクセスできるクライアント数です。 |
製造番号 |
今、使用しているIBM i の個別製造番号です。 正しい製品リリースであれば、この値は上記の「ライセンス番号」 と 一致しています。 |
-
個別製造番号の異なる他のIBM i にサーバー・モジュールを導入して
稼動させることはできません。
このため保守契約ユーザーであればIBM i をリプレースしたときは
潟Iフィスクアトロに「ライセンス変更申請書」を提出して
新しいライセンスを入手する必要があります。 -
個別製造番号の異なるIBM i で稼動させようとすると、
不正ライセンスとみなされて Spool ライターのサーバー・サイドの
オブジェクトは自動消滅します。 -
Spool ライターのサーバー・サイドのオブジェクトのうち、クライアント数が
設定されている オブジェクトをユーザーが変更したときも不正ライセンスと
見なされて、オブジェクトは自動消滅します。
(ライブラリー SPOOLWTR のオブジェクトを DISK 内で複製すると、
これと同じ解釈で 不正ライセンスと見なされてしまいますので、
ご注意ください。) -
使用日付が限定されている試供版の場合は指定日付を経過後、
再び使用すると「日付期限の超過」として使用は許可されず、
サーバー・サイドのオブジェクトは自動消滅します。 - 試供版は和暦を使用している IBM i には使用することはできません。