機密保護についての注意事項

低い権限で作成されたOUTQ

低い権限で作成された OUTQ 内のスプールファイルは
機密保護の効果を持たなくなってしまうことに注意してください。

例えば QUSER が作成した OUTQ:PRT10 に QSECOFR での実行スプールを入れると、
ユーザー QUSER でも QSECOFR が作成したスプールファイルを読取ることができてしまいます。
他の OUTQ のスプールファイル を この PRT10 に移した場合も同様です。

このため機密保護を考慮するのであれば 低い権限で OUTQ を作成するべきではありません。
これらの操作はお客様の責任の範囲で正しく作成してください。

Spool ライターの機密保護とWRKOUTQ

Spool ライターの機密保護は WRKOUTQ で参照する場合の機密保護と同じです。
スプールファイルのオープンは OS/400 の API によって内部で行なっており、
Spool ライターが権限を調査しているわけではありません。

従って、Spool ライターで権限エラーとなり操作できないスプールファイルは、
WRKOUTQ で参照しても、参照することはできません。
Spool ライターの機密保護性にご懸念がある場合は、コマンド WRKOUTQ によって調べてください。 同じ結果が得られれば、Spool ライターの機密保護は正常です。