かんたんウィザード
「かんたんウィザード」とはバラメータに答えていくだけで
WINDOWSライターが使う仮想装置を作成できる機能のことです。(TELNET印刷装置ではありません。)
[仮想印刷装置] = [TELNET印刷装置](*DEV) + [拡張データ・エリア](*DTAARA)

質問に答えるようにパラメータに従って入力していくだけで
最後には仮想印刷装置を作成する、次のいずれかの適切なコマンドが
起動されます。
・GDi 印刷装置の作成 (CRTDEVGDI)
・PDT 印刷装置の作成 (CRTDEVPDT)
・LPR 印刷装置の作成 (CRTDEVPDT)
.... ( LPRの作成はPDTの作成と同じコマンドです)
ユーザーはこれらのうちどれを使うのかを特に意識する必要はありません。
( この操作には
*IOSYSCFG の権限が必要です。)
ここでは例として存在していない装置: WIN01 を指定します。
※ WINDOWSライターの導入直後に社内に既にTELNET印刷装置があったとしても
それはWINDOWSライターが認識する装置ではありませんので
仮想印刷装置に作成する必要があります。
従来の
TELNET印刷装置の名前をそのまま入力してかんたんウィザードに
従って進めていけば新しい仮想印刷装置が作成されます。
既存のTELNET印刷装置をそのままWINDOWSライターの仮想印刷装置に移行する場合も
既存のTELNET印刷装置を指定してかんたんウィザードで移行することができます。
[かんたんウィザードをお使いの前に]
かんたんウィザードを使って仮想印刷装置を作成する前には
次のことを確認しておくとスムースです。
・*IOSYSCFG権限が必要です。
... 装置を作成/変更/削除には特殊権限 :
*IOSYSCFG が必要です。
・WINDOWSのログイン認証情報を調べておく
・WINDOWSまたはプリンタのIPアドレスを調べておく
・どのプリンタに印刷するのかを決めておく
(1) 最初に IPアドレスを指定する (CRTDEVAUT)
かんたんウィザード (CRTDEVAUT)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
仮想印刷装置 . . . . . . . . . WIN01 リストは F4 または *ALL
IP アドレス (F4= 検索 ) . . . .
通信 . . . . . . . . . . . . . *SMB *SMB=WINDOWS *LPR= プリンタ
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し
F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
存在していない装置名: WIN01 を指定します。
IPアドレスにはプリンタ・ドライバのあるWindowsまたは直接プリンタに出力したいのであれば
プリンタのIPアドレスを指定します。
ここでIPアドレスとは
・PCのIPアドレス .... プリンタ・ドライバの入っているPCのIPアドレス
PCのIPアドレスは固定のアドレスでなくてはなりません。
またインターネット経由のアドレスは使用することが
できません。(ネット経由のアドレスも固定されないからです。)
・プリンタのIPアドレス ... LPR で直接、プリンタに印刷できるのであれば
そのプリンタのIPアドレス。
LPRが使用可能かどうかわかわない場合でも
プリンタのIPアドレスが指定されている場合は
かんたんウィザードが
LPR可能かどうかを
調べます。
を意味します。
F4キーを押すとこのPCのIPアドレスが検索されます。
通信は *SMB または *LPRを指定してください。Windowsのプリンタ・ドライバに出力するのであれば
必ず*SMBの指定が必要です。プリンタに出力するのであれば *LPRと指定します。
ただし*SMBが使用可能なプリンタであれば *SMBを指定してもかまいません。
かんたんウィザードは入力されたIPアドレスで*SMB(PORT番号=445)または*LPR(PORT番号=515)で
接続可能かどうかを調べます。
(2) Windowsログイン情報の入力
かんたん SMB 印刷装置の作成 (CRTDEV2SM)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
仮想印刷装置 . . . . . . . . . > WIN01 名前 , *ALL, *SYSVAL
IP アドレス (F4= 検索 ) . . . . > '192.168.1.93'
通信 . . . . . . . . . . . . .> *SMB *SMB=WINDOWS *LPR= プリンタ
WINDOWS ログイン情報 :
ユーザー . . . . . . . . . .
パスワード . . . . . . . . .
ワークグループ . . . . . . . WORKGROUP
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し
F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
*SMBを指定したときはWindowsにログインするための認証情報が必要になります。
ユーザー ............ 32バイトまでの英数字(英小文字も可)
パスワード .......... 32バイトまでの英数字(英小文字も可)
パスワードは入力しても表示されません。
WORKGROUP ........... WORKGROUP管理しているのであれば WORKGROUPの
名前を指定します。
管理していないのであれば WORKGROUP としておきます。
(3) プリンタの選択
かんたん SMB 印刷装置の作成 (CRTDEV3SM)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
仮想印刷装置 . . . . . . . . . > WIN01 名前 , *ALL, *SYSVAL
IP アドレス (F4= 検索 ) . . . . > '192.168.1.93'
通信 . . . . . . . . . . . . . > *SMB *SMB=WINDOWS *LPR= プリンタ
WINDOWS ログイン情報 :
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro 文字値
パスワード . . . . . . . . . > 文字値
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP 文字値
プリンタ名 (F4= 検索 ) . . . .
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し
F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
*SMB Windowsログイン情報が正しいと認識されると次にプリンタ名の入力が必要です。
プリンタ名にカーソルを合わせてF4キーを押すとWindowsにプリンタ名を問い合わせることができます。
F4キーを押してプリンタ名を選択してください。
・プリンタのF4検索
パラメーターの値の指定 PRINTER
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
タイプ . . . . . . . . . . . : 文字
プリンタ名 (F4= 検索 ) . . . .
DocuCentre C3626 I
LBP712Ci
印刷するプリンタを F4 キーを押して選んでください
[解説]
WINDOWSに登録されているプリンタの名前が検索されて表示されますので
選択してください。
(4) PDTの指定
かんたん SMB 印刷装置の作成 (CRTDEV4SM)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
仮想印刷装置 . . . . . . . . . > WIN01 名前 , *ALL, *SYSVAL
IP アドレス (F4= 検索 ) . . . . > '192.168.1.93'
通信 . . . . . . . . . . . . . > *SMB *SMB=WINDOWS *LPR= プリンタ
WINDOWS ログイン情報 :
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro 文字値
パスワード . . . . . . . . . > 文字値
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP 文字値
プリンタ名 (F4= 検索 ) . . . . > LBP712Ci リストは F4
PDTの指定 (F4 検索 ) . . . . *NONE
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し
F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
次にプリンタ定義テーブル(
PDT)を指定するかどうかが要求されます。
PDTを指定すれば
PDT印刷となりますし、指定しなければ
GDI印刷となります。
PDTの指定が必要であるのは
・プログラムで印刷ストリームを直接出力している
.... 特殊な印刷をするために
RPGや
COBOLで直接、プリンタ用の印刷ストリームを
出力している場合
・PDTをカスタマイズしている場合
... 特殊な印刷用途のため
PDTをプリンタ・メーカーの技術員がカスタマイズしたPDTを
これまで使っていた場合
・PDTが不要である場合
... これまで
PDTを使っていたとしても次の理由による場合は
PDTは不要です。
・国産プリンタに印刷する目的のためだけに
PDTを使っていて
PDTは
何のカスタマイズもしていなかった
・
PDTをカスタマイズしていたが用紙の指定などだけしか行っていなかった場合
※ PDTを使わない場合の利点
PDTを使わずに
GDI印刷を採用した場合は用紙サイズやトレイも自由に指定することが
できますし用紙サイズの領域一杯に広がる印刷が自動的に行われます。
このため
GDI印刷では今までより表現力のある見やすい印刷を実現することが
できます。
また
GDI印刷はMicrosoftのグラフィック印刷機能を使っていますので
将来の画像や写真印刷にも備えることができます。
※ PDTを使ってもLPR印刷にする利点
PDTを使うのはプリンタ・メーカー用に印刷するためだけであったとしても
プリンタが
LPR対応であれば
LPR印刷を選択することによって
Windowsのプリンタ・ドライバを使うことなくプリンタへ直接、印刷することが
可能になります。
Windowsの介在を完全に無くしたいのであれば
LPR印刷を選択することを
お勧めします。
・PDTのF4キー検索
パラメーターの値の指定 PDT
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
タイプ . . . . . . . . . . . : パス名
プリンタ定義テーブル F4 検索 *NONE
/WINDOWS/PDT/IBM5587.PDT /WINDOWS/PDT/QACX758LJM.PDT
/WINDOWS/PDT/IBM5577.PDT /WINDOWS/PDT/QACXJT7ML9.PDT
/WINDOWS/PDT/IBMPPDS.PDT /WINDOWS/PDT/QACXWGN4BA.PDT
/WINDOWS/PDT/QACXKTK0SD.PDT /WINDOWS/PDT/QACXK5QR9D.PDT
/WINDOWS/PDT/NPPAGES.PDT /WINDOWS/PDT/QACXC5V293.PDT
/WINDOWS/PDT/LIPS3B4.PDT /WINDOWS/PDT/QACXS1Q0PV.PDT
/WINDOWS/PDT/IBM5585.PDT /WINDOWS/PDT/QACXP618S6.PDT
/WINDOWS/PDT/HPPCL5.PDT /WINDOWS/PDT/QACX7XYHWD.PDT
/WINDOWS/PDT/LIPS3A4.PDT /WINDOWS/PDT/QACXN12WT3.PDT
/WINDOWS/PDT/ESC_P.PDT /WINDOWS/PDT/QACXMFX83Y.PDT
/WINDOWS/PDT/EPSON.PDT /WINDOWS/PDT/QACXJDWKTG.PDT
/WINDOWS/PDT/BASIC_ASCII.PDT /WINDOWS/PDT/QACXTKBLW8.PDT
/WINDOWS/PDT/QACX2J0DTV.PDT /WINDOWS/PDT/QACXZ3NLSA.PDT
[解説]
PDTの指定 (F4 検索 )パラメータにカーソルをセットして
F4キーを押すと
PDTの一覧が上記のように表示されます。
ここで何も先端せずに
F12キーを押して戻り、再び
F4キーを押すと
今度は次のように
PDFの一覧が表示されます。
・PDFのF4キー検索
パラメーターの値の指定 PDT
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
タイプ . . . . . . . . . . . : パス名
プリンタ定義テーブル F4 検索 *NONE
/WINDOWS/PDF/EPSON.PDF
/WINDOWS/PDF/ESC_P.PDF
/WINDOWS/PDF/HPPCL5.PDF
/WINDOWS/PDF/IBMPPDS.PDF
/WINDOWS/PDF/IBM5577.PDF
/WINDOWS/PDF/BASIC_ASCII.PDF
/WINDOWS/PDF/IBM5585.PDF
/WINDOWS/PDF/IBM5587.PDF
/WINDOWS/PDF/LIPS3A4.PDF
/WINDOWS/PDF/LIPS3B4.PDF
/WINDOWS/PDF/NPPAGES.PDF
/WINDOWS/PDF/PAGES.PDF
/WINDOWS/PDF/LIPSA4YOKO.PDF
[解説]
このように
PDTと
PDFは交互に切り替えて表示することができます。
・WINDOWSライター導入時には
PDTと
PDF(=PDFとはPDTのソース・ファイル)がそれぞれのフォルダーに収められています。
PDT保管フォルダー : /WINDOWS/PDT
PDF保管フォルダー : /WINDOWS/PDF
・PDT と PDF
WINDOWSライターは
PDT, PDF のどちらでも理解することができます。
PDFはエディターで開いて直観的に理解することができますので
カスタマイズに向いています。
(5) GDI印刷装置の作成
GDi 印刷装置の作成 (CRTDEVGDI)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
装置名 . . . . . . . . . . . . > WIN01 名前,リストは F4
組織 :
本社工場営業所 . . . . . . . > *NONE 文字値
部門コード . . . . . . . . . 文字値
印刷出力先 (PC/PRINTER):
IP アドレス . . . . . . . . . > '192.168.1.93'
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro 文字値
パスワード . . . . . . . . . > 文字値
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP 文字値
プリンタ名 (F4= 検索 ) . . . > LBP712Ci リストは F4
用紙サイズ :
用紙サイズ . . . . . . . . . > *SPLF *SPLF, *CUSTOM, *A3, *A4...
用紙方向 . . . . . . . . . . *LANDSCAPE, *PORTRAIT
行/インチ . . . . . . . . . . > 6 6.0, 8.0
1 インチ当たりの文字数 . . . . > 10 10.0, 12.0, 15.0
用紙トレイ . . . . . . . . . . > *AUTO 1-255, *AUTO
両面印刷 . . . . . . . . . . . > *NO *NO, *YES, *SHORT, *LONG
コピー枚数 . . . . . . . . . . > 1 1-255
フォント :
種類 . . . . . . . . . . . . > *DEFAULT
サイズ . . . . . . . . . . . > *CPI 4-36, *CPI, *FORM
ホスト・コード・ページ . . . . > 930 *SPLF, 930, 939, 1399...
テキスト ' 記述 ' . . . . . . . > *BLANK
既存装置の置換え . . . . . . . > *YES *YES, *NO
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F10= 追加のパラメーター
F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
PDTを指定しなかった場合は GDI印刷装置の作成(CRTDEVGDI)が起動されます。
用紙名は
*A4のように明示的に指定した場合は必ず次の指定も併せて
行ってください。
・用紙方向
*LANDSCAPE(横向き) または *PORTRAIT(縦向き) を指定してください。
・フォント・サイズ
サイズを *FORM (=用紙サイズに合せるの意味)に指定してください。
(6) PDT印刷装置の作成
PDT 印刷装置の作成 (CRTDEVPDT)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
装置名 . . . . . . . . . . . . > WIN01 名前,リストは F4
組織 :
本社工場営業所 . . . . . . . > *NONE 文字値
部門コード . . . . . . . . . 文字値
PDTの指定 (F4 検索 ) . . . . > '/WINDOWS/PDT/IBM5577.PDT'
通信 . . . . . . . . . . . . . > *SMB *SMB, *LPR
印刷出力先 (PC/PRINTER):
IP アドレス . . . . . . . . . > '192.168.1.93'
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro
パスワード . . . . . . . . . >
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP
プリンタ名 (F4= 検索 ) . . . > LBP712Ci
用紙サイズ :
用紙サイズ . . . . . . . . . > *SPLF *SPLF, *CUSTOM, *A3, *A4...
用紙方向 . . . . . . . . . . *LANDSCAPE, *PORTRAIT
フォント :
種類 . . . . . . . . . . . . > *DEFAULT
サイズ . . . . . . . . . . . > *CPI 4-36, *CPI, *FORM
ホスト・コード・ページ . . . . > 930 *SPLF, 930, 939, 1399...
テキスト ' 記述 ' . . . . . . . > *BLANK
既存装置の置換え . . . . . . . > *YES *YES, *NO
終り
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F10= 追加のパラメーター
F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
PDTを指定した場合はPDT印刷装置の作成(CRTDEVPDT)が起動されます。
用紙名は
*A4のように明示的に指定した場合は必ず次の指定も併せて
行ってください。
・用紙方向
*LANDSCAPE(横向き) または *PORTRAIT(縦向き) を指定してください。
・フォント・サイズ
サイズを *FORM (=用紙サイズに合せるの意味)に指定してください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
[解説]
パラメータの指定が揃いましたので印刷装置の作成をここで開始します。
(9) PDT印刷装置の作成
PDT 印刷装置の作成 (CRTDEVPDT)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
装置名 . . . . . . . . . . . . > WIN05 文字値
PDTの指定 (F4 検索 ). . . . > '/WINDOWS/PDT/IBM5577.PDT'
通信 . . . . . . . . . . . . . > *SMB *SMB, *LPR
クライアントPC :
IP アドレス . . . . . . . . . > '192.168.1.93'
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro
パスワード . . . . . . . . . >
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP
プリンタ名 . . . . . . . . . > LBP712Ci
用紙サイズ :
用紙サイズ . . . . . . . . . > *A4 *SPLF, *CUSTOM, *A3, *A4...
用紙方向 . . . . . . . . . . > *LANDSCAPE *LANDSCAPE, *PORTRAIT
フォント :
種類 . . . . . . . . . . . . > *DEFAULT
サイズ . . . . . . . . . . . > *FORM 4-36, *CPI, *FORM
既存装置の置換え . . . . . . . > *NO *YES, *NO
[解説]
ここでは
PDTを指定したので
PDT 印刷装置の作成 (
CRTDEVPDT) が起動されています。
IPアドレスにプリンタのIPアドレスを指示した場合も
PDT印刷と解釈されます。
PDTを指定しない場合、つまりPDTを
*NONEと指定した場合は次の画面が表示されます。
(10) GDI印刷装置の作成
GDi 印刷装置の作成 (CRTDEVGDI)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
装置名 . . . . . . . . . . . . > WIN05 文字値
組織 :
本社工場営業所 . . . . . . . > *NONE 文字値
部門コード . . . . . . . . . 文字値
クライアントPC :
IP アドレス . . . . . . . . . > '192.168.1.93'
ユーザー . . . . . . . . . . > quattro
パスワード . . . . . . . . . >
ワークグループ . . . . . . . > WORKGROUP
プリンタ名 . . . . . . . . . > LBP712Ci
用紙サイズ :
用紙サイズ . . . . . . . . . > *A4 *SPLF, *CUSTOM, *A3, *A4...
用紙方向 . . . . . . . . . . > *LANDSCAPE *LANDSCAPE, *PORTRAIT
フォント :
種類 . . . . . . . . . . . . > *DEFAULT
サイズ . . . . . . . . . . . > *FORM 4-36, *CPI, *FORM
(11) 印刷装置の開始
印刷装置が作成されるとその印刷装置が開始されて次のメッセージが
画面最下部に表示されます。
1 個の仮想印刷プリンターを開始しました。
(12)開始したプリンターの確認
GO WINDOWSメニューで「F5= 活動状況」を押すと開始したプリンターが
活動中であることを確認することができます。
活動ジョブの処理
20/02/28
CPU %: .4 経過時間 : 05:17:12 活動ジョブ数 : 229
オプションを入力して,実行キーを押してください。
2= 変更 3= 保留 4= 終了 5= 処理 6= 解放 7=メッセージ の表示
8=スプール・ファイル の処理 13= 切断 ...
現行
OPT サブシステム/ジョブ ユーザー タイプ CPU % 機能 状況
QSPL QSYS SBS .0 DEQW
IPPDEV QSPLJOB WTR .0 EVTW
LPRPRT QSPLJOB WTR .0 EVTW
RICOHLPR QSPLJOB WTR .0 EVTW
WIN01 QSPLJOB WTR .0 PRTW
WIN02 QSPLJOB WTR .0 EVTW
WIN03 QSPLJOB WTR .0 EVTW
WIN05 QSPLJOB WTR .0 EVTW
WINDOWS QSYS SBS .0 DEQW
WIN01 QTR BCH .0 PGM-WINDWTR DEQA
WIN02 QTR BCH .0 PGM-WINDWTR TIMW
WIN03 QTR BCH .0 PGM-WINDWTR TIMW
WIN05 QTR BCH .0 PGM-WINDWTR TIMW
[解説]
ここでは先ほど作成して開始した印刷装置 WIN05 がサブ・システム
QSPLの配下で
稼働中であることがわかります。
サブ・システム WINDOWSの配下にも WIN05が活動中ですがこれが
TELNETによって
QSPLの WIN05 と対話して印刷を行うジョブです。
つまりこれがWINDOWSライターによる印刷ジョブです。
サブ・システム WINDOWSの配下のジョブはプリンタ・セッションでは今までは
Windows PC側で活動していたジョブです。
WINDOWSライターによってサーバー側、つまりIBM i側で活動して印刷を行うように
なりました。
このサブ・システム WINDOWSの配下のジョブが直接、PCやプリンタと通信して
印刷を行うジョブとなります。
次に GO WINDOWS の「21. WINDOWS ライターの構成(WRKWINWTR)」でも確認してみます。
WRKWINWTR WINDOWS ライターの構成
選択項目を入力して実行キーを押してください。
1= 追加 2= 変更 4= 削除 5= 表示 6= 印刷待ち行列
7= メッセージの表示 11=WIN ライターの開始 12=WIN ライターの停止
印刷
OPT 印刷装置 方式 プリンター/ OUTQ IP アドレス 状況
本社
WIN01 *GDI LBP712Ci 192.168.1.61 WTR
WIN02 *PDT LBP712Ci 192.168.1.93 DEQW
WIN03 *LPR LPR_OUTQ 192.168.1.61 DEQW
WIN04 *GDI LBP712Ci 192.168.1.93 RLS
WIN05 *GDI LBP712Ci 192.168.1.93 DEQW
総務部
経理部
続く ...
オプション 1, 2, 3, またはコマンドのパラメーター
===>
F3= 終了 F5= 最新表示 F6= メッセージ F7= ジョブ・ログの表示
F8= マニュアルの表示 F12= 取消し F13= 活動状況 F24= キーの続き
組織および部門は F14 キーで登録することができます。
[解説]
WRKWINWTR では初期値は本社のプリンタとして活動しています。
状況は
DEQW ですので TELNETジョブからの応答を待機している状態です。
(カーソルを
DEQWに合わせて
F1キーを押せば説明が表示されます。)
「12=WIN ライターの停止」で印刷を停止させると「2= 変更」で
本社工場営業所や部門コードを登録することができます。
(13)スプールをOUTQに移動してテスト印刷を試みる
自社のスプールの中で
WRKOUTQ QPRINT などでテスト印刷できるスプールを
探してください。
出力待ち行列処理
待ち行列 : QPRINT ライブラリー: QGPL 状況 : RLS
オプションを入力して,実行キーを押してください。
1= 送信 2= 変更 3= 保留 4= 削除 5= 表示 6= 解放 7= メッセージ
8= 属性 9= 印刷状況の処理
OPT ファイル ユーザー ユーザー・データ STS ページ 部数 用紙 タイプ PTY
QPDSPJOB QTCP FFBC RDY 7 1 *STD 5
ILEMOD51 QTR MENU RDY 12 1 *STD 5
ILEMOD6 QTR MENU RDY 6 1 *STD 5
SMP007 QTR コンパイル RDY 27 1 *STD 5
2 TM070ZD QTR RDY 13 1 *STD 5
TM070ZD QTR RDY 13 1 *STD 5
MNMTBP QTR RDY 5 1 *STD 5
SERVER QTR CRTCMOD RDY 6 1 *STD 5
ILEMOD6 QTR MENU RDY 9 1 *STD 5
[解説]
オプション「2= 変更」でスプールを選択してROLLUPすると
スプール・ファイル属性変更 (CHGSPLFA)
選択項目を入力して,実行キーを押してください。
追加のパラメーター
出力待ち行列 . . . . . . . . . WIN05 名前 , *SAME, *DEV
ライブラリー . . . . . . . . . . . QUSRSYS 名前 , *LIBL, *CURLIB
のようにしてOUTQを WIN05に変更することができます。
(14)メッセージに応答して印刷を開始する
OUTQを新しい仮想印刷装置に変更すると
WRKWINWTRで確認すると用紙替えのメッセージが
到着します。
メッセージに応答すると印刷が開始されます。
[最後に]
この例では全く存在していない印刷装置をWINDOWS ライターの開始(
STRWINWTR)コマンドで指定して
作成しましたが既存の
TELNET印刷装置でも
WINDOWSライターを導入した直後では
存在していない仮想印刷装置として扱われます。
従って既存のTELNET印刷装置を使って
WINDOWSライターで印刷する場合も
TELNET印刷装置を仮想印刷装置として作り直す必要があります。