01 Spoolライターとはどのような機能を持っている製品でしょうか?
Spoolライターは OS400 の印刷スプール・ファイルをブラウズ(照会) したり印刷/保存を行うことができるソフトウェア製品です。
大きく分けて
PCクライアントに PCモジュールを導入することによって PCで OS400 の印刷スプールを
参照して開いたり一覧表によって参照することができます。
PCクライアント・モジュールは Microsoft Outlook と良く似た構造ですので
短時間のうちに操作を習得することができます。
指定した印刷待ち行列(OUTQ) からPCクライアントに定期的に自動的に印刷スプールを
ダウンロードして PC や PCサーバーに保管することができます。
Spoolライターはまた、System i 側で活用できる CVTSPLF というコマンドが提供されています。
(フリークライアントのみ)
CVTSPLF を利用すれば
02 PDF 化について教えてください。PDF 化のためには Acrobat PDF Writer が必要でしょうか?
また、別の PCサーバーや Java環境等の必要がありますか?
Spoolライターは System i の内部だけにおいて Java環境も必要とせずに Spoolライターが提供する
ホスト変換機能 (HPT) によって 印刷スプールを PDF に変換することができる国内唯一の製品です。
したがって 別の PCサーバーを用意する必要もありませんし、Java環境も必要としません。
Acrobat PDF Writer も必要ございません。
無償試供版 が公開されていますので、お試しください。
03 PDF 化では APW の変換に対応していますか?
また、APWの罫線、倍角印字やバーコードにも対応していますか?
SCS印刷ストリームであれば APWの罫線、倍角印字およびコード39バーコードに対応しています。
04 変換速度はどのようなものでしょうか? 当社では大量の印刷スプールも多く、
変換に時間がかかるようでは実用的ではないと考えていますが。
Spoolライターのホスト変換 API (HPT) は OS400 HPT の 30倍以上の変換速度をを誇っています。
また大量のスプールに関しても内部では API 出力のユーザー・スペースを自動拡張することによって
大量スプールの変換にも対応しています。
05 罫線のずれなどの桁ずれの問題はありませんか? 当社では非常に複雑な罫線を多用しているため
PDF 化において罫線は文字の桁ずれが心配です。
Spoolライターは非常に多くのユーザーさまの事例を反映しており、かなり複雑な罫線へも
十分、対応されています。
万一、障害があるようであれば対応させて頂くことが可能です。
07 無人介入で自動的に PDF 化することができますか?
Spoolライターには System i 側に CVTSPLF というコマンドが用意されています。
(フリークライアントのみ)
これは印刷スプールを PDF 化すると同時に他のPCサーバーなどへ自動的に Ftp転送する機能を
持っていますので、ご利用ください。
09 自動保存するファイル名をユーザーで指定することは可能でしょうか?
つねに同じ名前で保存されてしまうと保存ファイルが上書きされてしまいますので。
可能です。
保存ファイル名には次のようなオプションを指定することができます。
10 5250 系のプリンターではなくエミュレータを使用せずに
Windows 系のプリンターへ印刷出力することはできますか?
Spoolライターからの印刷には 5250エミュレータは不要です。
Spoolライターの PCクライアントが導入されている PC からはプリンタ・ドライバーが導入されていれば、
どのようなプリンターにも印刷出力することができます。
このため安価な Windowsプリンターを業務用に使うことができます。
12 PDF 化したスプールの内容を水平方向中央に印刷したいのですが。
CVTSPLF コマンドなどで PDF へ変換したファイルを水平中央へ印刷するには、
プリンターの余白(マージン)の設定を変更します。
設定方法についてはプリンターの機種に依存しますが、XEROX プリンターの場合は、
以下の方法で余白(マージン)の設定ができます。
13 印刷スプールはそのまま保管/復元することはできないようです。
またできたとしても罫線情報は無視されるなどと聞きました。
System iを買い換えるとき以前の旧スプールを新しいSystem iに
移すことはできないのでしょうか?
OS400 V5R4M0 からは印刷スプールも保管/復元できるようになりました。
しかし V5R3M0 以前からの印刷スプールは移行することができません。
これに対して Spoolライターのフリー・クライアントのご契約であれば V3R7M0 以上のどのリリース
からであっても印刷スプールの保管/復元が可能です。
もちろん罫線情報だけでなく、すべての印刷情報も保持されます。
14 フリー・クライアント契約だけの制限があるようですが?
に関しましてはフリー・クライアント契約だけのご使用になります。
このため Web化等をご計画であればフリー・クライアントでのご契約をお奨め致します。
15 クライアント契約数が 1 である場合は 1台のPC にしか導入できないのでしょうか?
いいえ。すべての社内の PC に導入して頂いて結構です。
Spoolライターの契約クライアント数は同時接続時のクライアント数を意味しております。
このためすべての PCクライアントへ導入されていても、同時接続で重なることが無ければ大丈夫です。
もしクライアント数が重なると 「クライアント数のオーバーです」 のメッセージとともに2台目が使用
することができません。
16 試供版は 14日間の限定のようですが、延長して使用することはできないのでしょうか?
また試供版と製品版のちがいがあれば教えてください。
期限経過となると System i 側のみ再導入して頂ければ更に 14日間の試用延長が可能です。
ただし、試供版自身の絶対期限があり、これを過ぎると再導入しても使用することができません。
その場合はお手数ですが弊社サイトよりもう一度試供版をダウンロードしてから再導入してください。
ご参考までに試用期限を超過しますと Spoolライターのライブラリーのオブジェクトはすべて自己消失
してしまいます。また試供版と製品版の機能における違いはありません。
ただし試供版は ライセンス数 = 2 と制限されています。
( 試供版に限っては フリー・クライアントの機能も使用することができます。)
18 保守サービスではどのようなことについてサポートされているのでしょうか?
保守は概ね次のサービスを行います。
19 保守サービスは加入していなくても遡って契約することができますか?
また保守サービスが切れた後も再加入することができますか?
できません。保守のご契約が一旦切れるか未加入の場合は再加入でできません。
時期を遡っての遡及もお取り扱いしておりませんのでご注意ください。
一旦保守が切れてしまいますと製品を再購入して頂くしか方法はありません。
20 「エラー:1628スクリプトベースのインストールを完了できません。」と表示されて
インストールが中断してしまいます。
InstallShieldのランタイムエンジン:isscript.msiが導入されていないPCの場合、
導入時にこのメッセージが表示されて導入が中断することがあります。
インターネット上より isscript.msi をダウンロードし導入対象のクライアントPCへ導入後、
再度Spoolライターの導入を行って下さい。
なお、上記以外にも次のような原因が考えられます。
22. Spoolライター Ver5.0について
SpoolライターVer5.0 は次期リリースとなります。
現在の正式な最新リリースは Ver4.0 です。
Ver5.0は開発中であり、リリース時期は未定となります。
開発が完了致しましたらサイトにてご案内致します。
24 PDF 化するときに用紙サイズや方向などの指定はできるのでしょうか ?
できます。
PDF 化では指定した用紙サイズと方向に対して、実際に印刷出力されている、印刷データを
すべて調べ上げてから最適なフォント・サイズを決定します。
25 プログラミングの都合で、実際の印刷スプールは右側は余白になっているスプールが
多いのが現状です。
例えば A4縦印刷であるにもかかわらず、QPRINT を 80 桁ではなく 132 桁として
指定しているプログラムが大半です。
このような場合、やはり PDF 化すると、右側が余白になってしまうのでしょうか ?
いいえ。
右側の余白部分は割愛されて(トリム)実データのみが指定された用紙幅いっぱいに
展開されて表示されます。
これは Spoolライターの HPT が、対象スプールのすべての実データを読み取ってから
最適なフォント・サイズを決定しているためで、つねに横方向へは最大に拡張されて
表示されます。
そのため右方向に不要な余白ができることはありません。
26 複数のLPAR 区画を保有しているのですが、ライセンスはどうなりますか ?
ライセンスは LPAR 区画単位で使用許諾されます。
使用権許諾書の申請では
製造番号 ( QSRLNBR ) + LPAR のシステム名 ( DSPNETA のシステム名 )
をご記入ください。
27 契約中のLPAR 区画を変更することはできますか ?
できません。
契約中のライセンスの変更は、マシンの廃棄を伴う場合だけです。
つまり旧マシンを廃棄して新しいマシンにリプレースする場合だけに限られます。
使用中のマシンで LPAR 区画だけを変更されたいのであれば、
新しく別途ライセンスのご購入が必要となります。
28 System i の買い替えによってライセンスを変更するには、どのような手続きを取ればよいですか ?
保守契約中であれば、保守の一環として無償で新規ライセンスを弊社から発行させて頂きます。
お手続きとしまして、こちら よりライセンス変更申請書をダウンロードし、ご記入の上、
弊社ライセンス担当係宛てまでご郵送ください。
1 〜2 週間の後にライセンスをお送りいたします。
なお、保守契約が解約済みであれば、新たに製品をご購入していただく必要がございます。
遡及(過去に遡って保守料金の支払い)は、一切できません。
29 Spoolライターの仮想ライセンスを紛失したのですが、どのようにすればよいですか ?
保守契約にご加入中であれば、一回に限り紛失されたライセンスを再発行致しますので
その旨、ご連絡ください。
ただしそれ以降に紛失されますと、再購入となりますのでご注意ください。