IBM iSeries Access の後継 5250 エミュレータ
ご存知でしたか?
IBM iSeries Access は Windows10 をサポートせず、これ以上は
リリース・アップもありません と IBM が表明しました。
( http://www-03.ibm.com/systems/power/software/i/access/windows.html )
IBM は Access Client Solutions (ACS) を発表しましたが、これはかつての
人気のなかった IBM Host On Demmand (HOD) をベースにしており未だにバグが多く
これからデバッグするとのことです。
Windowsにクライアント・モジュールとしての5250エミュレータを導入しても
海外製品では下記のように買っても使えないものが多く、皆様がご苦労されているのは周知のとおりです。
ベンダーや特約店はお客様には事前にこれらのことを説明しません。
お買い上げになってから使えないモノだと気づいてしまいます。
| AutoWeb | aXes | IBM HATS | |
|---|---|---|---|
| 端末装置名 | ○ | 別オプション | × |
| X ボタン 戻るボタン対応 | ○ | 30 分後 | × |
| ツリー・メニュー | ○ | × | × |
| 画面罫線の表示 | ○ | × | △ |
| PCオーガナイザー (STRPCO) | ○ | × | × |
| 複数セッション | ○ | × | × |
| クロス・ブラウザ | ○ | △ | △ |
| ローカル印刷 | ○ | × | × |
| 開発 | DDS | HTML + JavaScript | × |
| 画面サイズ | 無制限 | 24 * 80 | 24 * 80 |
| POPUPウィンドウ | ○ | × | × |
| データ転送 | ○ | × | × |
他社製品および 5250エミュレータの場合(aXes, HATS など)
|
AutoWeb のPOPUP表示の場合
|
|---|---|
|
Web で表示される HTML は本来、どのような画面サイズや縦横比であっても
つねに最適化されて表示されるのが HTML なのですが
他社製品では IBM i 内部で固定ピッチでレイアウトされてしまっているので
クライアントの画面サイズや比率が無視されてしまい、
これでは HTML で表示する意味がありません。
本来の HTML 表示はダイナミック・レイアウトである

aXes, HATS など他社製品の画面レイアウト
画面の大きさや縦横比を無視したレイアウトなので見難い表示が発生します。
これでは HTMLデザインの意味がありません。


AutoWeb のダイナミック・レイアウト
AutoWeb ではクライアントの画面サイズに応じたフォントや配置が
動的に計算され、常に見やすく最適化された表示が行われます。


...5250エミュレータ画面はご存知のように固定ピッチフォント(すべての文字幅が同じ)です。
そのため他社製品ではどの表示端末でも同じデザインの画面しか表示できないのですが
AutoWeb では固定ピッチ・フォントでありながら 画面に応じたデザインを再現 しているのは
海外製品ではない高い技術の成果です。
AutoWeb では ダイナミック・レイアウト を採用しているので 画面罫線 や 反転イメージ も
容易に実現していますが海外製品では生成される HTML が複雑すぎるため
とても画面罫線の表示までは不可能なのです。
海外製品との技術レベルの差がここにも現れています。
で
IBM Access Client Solutions のプリンタ・セッションは動作しません。(2017/05 現在)
今まではプリンタ・セッションのために PC を一台待機される必要がありましたが
「Spoolライター Ver5.0」を導入すればプリンタ・セッションは不要です。
次のどちらの方法でも印刷することができます。
電子帳票化ソリューションで二つの印刷までサポートしているのは
「Spoolライター Ver5.0」だけです。