漢字の入力

- 使うだけで漢字が倍増するというお話 -

i5/OS Ver5.4からCCSID 1399がサポートされました。
これまでの CCSID 5026/5035 の使える漢字が 7266文字でしたが
CCSID 1399ならなんと

最大 15896文字の漢字が使えます。

それでCCSIDを1399に変えるIBMユーザーが増えていますが
問題はデータ・ベースです。
既存の多くのデータ・ベースを変更するのは大変です。
データ・ベースを変えずに多くの漢字を使いたい。
解決案はあるのでしょうか?

解決案はAutoWebを使うことです。

AutoWebを使うだけで

データ・ベースは変更しなくても
1399の漢字はすべて入力することができる
ようになります。

つまり入力可能な漢字数は5026/5035の 7266 字数から
1399の漢字数 15896文字へ一挙に2倍に増えることになります。

CCSID 5026のデータ・ベースにもCCSID 1399の漢字を更新して
表示することもできます。(CCSID 5026を変更する必要はありません)

※ CCSID 1399の文字コードの印刷は弊社 ヘルプ・デスク までご相談ください。

AutoWebによる文字コード変換

秘密はAutoWebによる文字コード変換にあります。
AutoWebはブラウザはユニコード(UTF-8)で表示されており
ジョブの実行CCSIDと比較して文字コードの変換が自動的に行われます。

AutoWebによる文字コード変換図

各国際言語の変換テーブルはIBM i 内部に用意されていますので
AutoWebは変換テーブルさえあればすべての国際言語の表示が可能です。

  • 国際言語使用のために二次言語を導入する必要はありません。
  • 実行 JOBは CCSID=1399に変更してください。

※ i5/OSバージョンによりCCSID 1399への漢字変換テーブルが完全でない場合があることが
 弊社の調査によって判明しています。

i5/OS 6.1 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5
NEC選定漢字
UTF-8 3バイト
UTF-8 4バイト

これはAutoWebの機能の問題ではなくIBM i内部の漢字変換テーブルの漏れであると推測されます。
お客さまの使用されるバージョンによって必ずしも漢字の変換に漏れがある場合があることをご承知ください。