データ転送powered by Windows PowerShell

追加オプション

5250エミュレータの後継機能としてデータ転送も必須です。

サーバー・サイドだけのデータ転送を実現しました

今、ご使用中の PCOMM, Client Access, さらに IBM i ACS などのダウンロード機能を
サーバー・サイドだけのダウンロードに置換えることができます。

従来のデータ転送

PC クライアントにある PCSFT5.exe が PC の転送記述 (xxx.TTO) を
読み取って転送していました。

今までのクライアント型データ転送も AutoWeb でそのままで
動作致します。この場合は追加オプションは必要ありません。

AutoWeb によるデータ転送

AutoWeb (IBM i) にある PCSFT5 *PGM
転送記述 (xxx.TTO) を読み取ってデータ転送を行います。

  • PCOMM および ClientAccess の転送定義 (.TTO) の両方を継承
      (PCSFT5)                   (RTOPCB)
  • さらに ACS ( = IBM Access Client Solutions ) の転送定義もサポートしました。
  • 指定された位置に出力ファイルを出力
  • PC オーガナイザー (STRPCCMD) による連続実行をサポート
  • 見出し行はフィールド名ではなく欄見出し (COLHDG) を出力
  • 新しくデータ転送定義の作成/保管が可能
  • 遠隔地や海外からでもダウンロード可能
  • 最新の MS-PowerShell スクリプトの技術を採用しています。
  • サイレント・データ転送
    AutoWebのオーガナイザー実行はサイレント化されました。(2020/07)
    データ転送もWindowsの通知バーも表示されずに操作の介入なしに
    サイレント操作として転送が行われます。

    ↑ 通知バーは表示されません(サイレント)

データ転送も IBM i だけに
集中するとどんなメリットがあるの

PCOMM なんかのクライアント・モジュールを
配布する必要がなくなるんだ。
それに Windows のバージョン・アップに
追随する必要もなくなるからね。

なるほどネ
でも今までの転送記述も
そのままでも使えるの

もちろん、使えるよ!
その上、今までの転送記述をそのまま
IBM i や PC サーバーに移すだけ
自動的にサーバーからの
データ転送になるよ

変換も要らなくて移すだけなら簡単ね !!
じゃあ本番稼動しながら
少しずつ転送記述を移して
いけばいいわけ

そのとおり。すべてを移し終えたら
すべてサーバー・サイドだけの動作になるから
もう 5250 エミュレータは要らなくなるよ。

これでみんな IBM i だけで パーぺキ ね !!
管理もラクチン

もちろん アップロード も可能です。
サーバー・サイドにアップロード記述を配置するだけで
今までのアップロードを実現。クライアントには何も要りません。

  • 既存のデータ転送記述を IFS に配置するだけ

BIFF に加えて XLSX もサポート !!

PCOMMや Client Access ではサポートされなかった XLSX ( Excel2007 ~ )を
AutoWeb はダウンロードもアップロードでもサポートしています。
だから将来へのアップグレードにも安心です。

  • ASCII テキスト・ファィル
  • CSV カンマ区切りファイル
  • BIFF8 ( Excel 97-2003 )
  • XLSX ( Excel 2007- )
XLSX とは
Excel 2007 以降の Excel データである XLSX とは Excel を表現する XML 構成を
Zip で圧縮したものです。
Excel 2003 までの XLS ファイルでは Excel ブックは Windows の HDD 構成と同じような
FAT 形式という Microsoft の独自仕様で構成されていましたが
Excel 2007 からは XML を Zip で圧縮したものに変わりました。
簡単に言えば現在の Excel ブックの実体は XML です。

PC オーガナイザーも転送記述はそのまま使えます

PC オーガナイザーによるデータ転送記述も今のままでそのまま動作します。
使用するデータ転送を IFS 使用に変えれば サーバー・サイドの転送となります。

【例】

PC オーガナイザーに組み込まれた転送記述実行の例

TTO ファイルの内容は全く変更する必要はありません。
FDF ファイルも同じ場所に配置してください。

新規のデータ転送もサーバー・サイドで

PCOMM データ転送と同じようなダイアログを使って
データ転送記述を新規に作成することもできます。

データ転送ダイアログ

新しく作成するデータ転送定義は IBM i の IFS に保存します。
参照するにはテキストを見ながらわかりやすい検索が可能です。

データ転送を支えるつの技術

Microsoft PowerShell

Windows PowerShell とは Microsoft が開発した拡張可能なコマンド・ライン・
インターフェースのスクリプト言語です。
従来のコマンド・プロンプトでは限界があるので Microsoft が Windows の
高度なスクリプト言語として Windows に標準搭載するようになりました。
AutoWeb のデータ転送技術はこの PowerShell によって IBM i と Windows 間の
データ転送を行っています。

POI

Apache Jakarta Project のひとつに POI という Excel のデータを Java によって
アクセスする技術がありますが IBM i 上では Java はパフォーマンスが悪く
実用的ではありませんでした。
そこで株式会社オフィスクアトロでは Microsoft の公開仕様に基づいて
BIFF8, XLSX のどちらにも対応する POI を独自の技術で開発致しました。
AutoWeb のデータ転送技術にはこの POI が組み込まれています。

ODBC ドライバー

データ転送での SQL 文でデータ・ベースをアクセスして
データを抽出するのが株式会社オフィスクアトロが開発した
この ODBC ドライバーです。
ストアド・プロシージャーを動的に生成してデータ・ベースを
高速に柔軟にアクセスする技術です。
独自に開発した ODBC ドライバーを使ってデータ・ベースを様々な
条件で柔軟にしかも高速で抽出することができます。
サーバー・サイドのデータ転送機能によって
もはや PC クライアント ( Windows ) にモジュールは何も置く必要はありません。
クライアントの 5250 エミュレータを廃止することができます。
すべては IBM i だけでの集中管理にすることができます。
追加オプション